車庫証明での「使用本拠から直線で2キロ」のグーグルマップを使った測り方
車庫証明「直線で2キロ圏内の車庫」ってどうやって測るの?
新しい車を購入したときや譲ってもらったとき、まず駐車場を借りないといけませんよね。
駐車場を借りたという証明書を警察署に提出する手続きを車庫証明といいます。これにはいくつか守らねばならない要件があります。そのひとつに、使用の本拠から直線で2キロ圏内にある車庫、つまり駐車場を借りなければいけないと定められています。
ですが、どのように2キロの距離を測ったらよいのでしょう?
この記事ではグーグルマップを利用して使用の本拠から車庫までの距離を測る方法を解説していきます!
車庫証明の要件についてはコチラを参照ください
使用の本拠の位置について
「使用の本拠の位置」とは車庫証明を個人名義で申請するか法人名義で申請するかによって異なってきます。
個人名義で申請する場合、使用の本拠は住民票上の住所となります。
一方、法人名義の場合は、本社または支社あるいは営業所の登記簿上の所在地となります。
車庫証明を申請する場合、この「使用の本拠の位置」の地図上の所在地から直線2キロの範囲内の駐車場を車庫として申請する必要があります。
この使用の本拠の位置から2キロの距離をどのように測ったら良いでしょうか。そこで、地図アプリで測れるかトライしてみましょう。
iphone地図アプリ ルーラーで苦戦
お使いのスマートフォンがiphoneの場合。地図アプリ上で親指と人差し指でズームしてやると画面左上にルーラーという定規のようなものが表示されます。
左上に表示されている50mの距離が表示されている横棒がルーラーです。
ですが、このルーラー、画面左上に固定されていて動かすことができないんです。
おまけに指を離すと消えてしまいます…。
これを「使用の本拠」と車庫までの距離に当てはまるように、むりやり画面をズームイン・ズームアウトして調節するのは大変難しく、イライラがつのります(笑)がんばって格闘した挙句にズームインした結果、ルーラーの縮尺も変化してしまうし、安定して測れない。もっと簡単にできる方法があれば…。
距離の測定はグーグルマップがおすすめ
そこで、ここでは以下の方法をオススメします。
それはグーグルマップをつかう、です。
早速、グーグルマップを使い、距離を測定する方法を以下で解説していきます。
グーグルマップで【距離を測定】する手順
まずはダウンロードしていない場合はグーグルマップのアプリをグーグルのホームページ又はアプリストアからダウンロードしましょう。
駐車場の住所を地図上で検索して、長押しして赤いピンを立てます。その後、画面左下の【距離を測定】をタップします。
出てきた照準マークを距離を測定したい地点、つまり駐車場の地点に合わせ、画面右下の【地点を追加】ボタンをタップします。
車庫の場所に地点が固定されるので、そこからもう一方の地点、つまり使用の本拠の位置へ照準マークを移動させます。
画面左下に測定された距離が表示されています。
ざっくり説明すると以上となります。ここからは画像で実際に見ていきましょう。
距離の測定をしてみよう
①まずは赤いピンを立てた任意の場所をタップします。すると…
テナントにピンを立てると【距離を測定】コマンドが表示されないのです。
なので、巧くテナントを避けて赤いピンを立てましょう。赤いピンは地図上のある一点を長押しすると出現します。一度ピンを立ててしまえば、その後に詳細な地点は微調整できるので、まずは【距離を測定】のアイコンが出るように何度か赤いピンが立つようにトライしてみましょう。
【距離を測定】のボタンを押すと次のような画面に変わります。
グーグルマップも万能ではない
ここで注意点をひとつ。
車庫証明を取得する際に、使用の本拠から保管場所(車庫)の位置まで直線で2キロ以内の場所にある必要がありますが、グーグルマップの距離測定はもちろん完璧ではありません。多かれ少なかれ距離の齟齬が発生します。
そのため、賃貸で駐車場を借りる際は、2キロ圏内ギリギリの場所はやめておいた方が無難でしょう。最悪の場合、すでに契約している駐車場を解約して、また新しく2キロの安全圏内にある車庫を契約しなければなくなる可能性があります。
余裕をもった距離で車庫証明をとろう
以上のことを鑑みて、グーグルマップの【距離測定】はだいたいの距離を測るさいの参考程度に捉えて、距離の余裕を持って使用の本拠から約1.5キロ圏内ほどにある車庫、駐車場を契約しましょう。